「寃死同胞慰霊碑」建立75周年および関東大震災100周年記念追慕祭が1日、名古屋市千種区の覚王山日泰寺で行われ、総聯愛知県本部の徐春元委員長、管理委員会の李淑姫委員長をはじめとする関係者と日本人の130余人が参列しました。
「寃死同胞慰霊碑」は1948年9月1日に植民地支配により離郷を余儀なくされ、異国の地で犠牲になった同胞たちのために朝連愛知県本部が建立した。現在は87名の犠牲者の名前が刻まれています。
日泰寺住職の読経と焼香に続き、犠牲者の名前が読み上げられ黙とうが捧げられました。
李淑姫委員長はあいさつで、関東大震災から100年がたった今なお真相究明がされず歴史が隠蔽され事実が風化してゆくことを危惧し、また、今なお朝鮮人差別が残る現代において慰霊碑を社会に正しく伝えることの意義を訴え、追慕祭とともに守り抜く活動を広げてゆこうと強く訴えました。
追慕祭では文芸同東海支部会員や同胞たちにより、「故郷の春」「アリラン」など、犠牲者をしのび鎮魂歌が捧げられました。
この日、追慕祭にさきだち、日本の有志たちによる「とどけ!アリランの歌」と題した慰霊のための公演も行われました。
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